よりみちだらけの広東語学習ブログ

広東語・普通話の学習記録と中国・香港・台湾のあれこれ

【6】広東語を学ぶにあたって~普通話は必要?

 とりあえず香港をぶらぶらするなら普通話よりは広東語ができた方がいい。ということは分かりました。

問題はどうやって広東語を勉強するかである。

 

広東語じゃなくても、英語以外の大体の言語ではまずこれが問題になる。そう、独学するかレッスンを受けるか。

 

知恵袋を見てみたら類似の質問は山ほどあるのだけど、個人的な見解として「広東語を学ぶなら(少なくとも初心者を脱するまでは)レッスンに通った方がいい」を結論にしたいです。

 

ちなみに自分の目標は観光などで遊びに行ったとき、現地のお店や現地の人と日常会話をスムーズにできる程度、とする。現地でビジネスをするとか移住するとか、そこまでは(とりあえず)求めないものとする。

 

理由としては、まず広東語の教材があまりないこと。書籍の教材は定番の物もいくつかあるけど普通話とは分母が比べ物にならないし、テレビやラジオの講座というのも普通話ばかりで広東語はなかなか見かけません。

 

やはり効率よく勉強するには「読む、書く、聴く、話す」を万遍なくやるべきだと思うんですが、自分でこれだけの広東語教材を揃えるのはあまり簡単ではないよね。独学だとどうしてもテキスト中心になってしまいそうです。

広東語は基本的に話ことばなので、それじゃなんだか本質的なところが勉強できない気がする…

 

また、普通話には「中国語検定」がありますが広東語にはそういうのがありません。

性格によるんでしょうけど私は「尻を叩かれないとできない人間」です(笑)

 

先生に宿題を出してもらうとか、いついつの試験に合格するために…とか、中短期的な目標がないとたぶん継続して勉強できないです。

それを考えると、レッスンに通うでもなく自習してたらいつまでものんびりだらだらで全く進歩しない(笑)

 

どこかに尻を叩いてくれる存在が必要だと思いました。

 

 

もう一つ、広東語を勉強しようとするときに問題になるのが、「いきなり広東語を学ぶか、普通話を勉強してから広東語を学ぶか」です。

 

これも諸説それぞれですが、自分は先に普通話を学ぶことにした。

理由としては

普通話で広東語の基礎が作れるかなと思った

②どうせなら普通話もできた方が使える場面が多そう

③自分は当時大学生だったので、すぐ広東語レッスンを申し込めるお金がなかった&普通話なら学費だけで授業を取ることができやる気が萎まないうちに学習を開始できると思った。

 

ということで、一年目は『週に二回普通話のレッスンを受け、広東語は市販テキストを買って自習』スタイルです。

 

先に広東語から勉強した人の気持ちが分からないのでどちらがいいって言えないですが、私はこれでよかったと思ってます。

案の定一年目には広東語が全く進まなかったのではやく習得したい人にはお勧めしません。

 

広東語を学ぶ手順としてはすごく遠回りです。

ですが、普通話を学んだことで中国や台湾の人ともコミュニケーションできるようになりました。

 

なにより、香港だけに目を向けるのではなくて、「中国・台湾と並べてみた、比べてみた香港」という広い視点を持つことができるようになったのが一番為になりました。

 

もともと中国や台湾にはそれほど興味がなかったのですが、香港を理解するうえで中華圏全体に目を向けるのは大事なことだと思います。

どれか一国が好きなのではなくて、(政治や歴史の事情を理解したうえで)中国も台湾も香港も好き!と思えるようになったのはこの一年で大きな成長だったかな。

 

本ブログのタイトルが「よりみちだらけ」なのはそういうわけです。むしろ寄り道しかしてないよ…大丈夫なのか…(´・ω・`)